タロット占い初心者のためのタロットカードの選び方
これからタロットを始める方へ
タロット占いを始めてみたいと思って占いの店やネットショップで探してみたけど、種類が多すぎて、どれが自分に合ったものかわからない…そんな経験はありませんか?
ここでは初心者向けのタロットカードであるウェイト版(ライダー版とも呼ばれる)、上級者向けのマルセイユ版、トート版タロットデッキの解説とカードの選び方について解説いたします。
タロットカードの歴史
タロットカードはイタリアやフランスで王族のために木版画や描画などで描かれたカードで当時は占いの道具ではなく、主にゲームとして使用されていました。
18世紀末頃に「占星術」と結びついたり、「逆位置」の解釈が取り入れられ徐々に占いに活用されるようになりました。
さらに19世紀末頃、「黄金の夜明け団」に所属していたアーサー・E・ウェイトとパメラ・コールマン・スミスによって現在最も占いで使われているウェイト版タロットが制作されます。
当時の出版社の名前をとって「ライダー版」と呼ばれることもあります。
タロットカードは大アルカナ22枚、小アルカナ56枚の計78枚で構成されており、それぞれ「正位置」「逆位置」で意味が変わってきます。
タロットカードの種類
タロットカードにはどんな種類があるの?
ウェイト版、マルセイユ版、トート版と大きく分けて3種類あるよ!
ウェイト版タロットデッキ
現在タロット占いで最も使われているカードで出版社の名前から「ライダー版」とも呼ばれます。
「黄金の夜明け団」に所属していたイギリス人アーサー・E・ウェイト監修、パメラ・コールマン・スミス作画、によって作成され、1909年にロンドンのライダー社から発売されました。
全てのカードに象徴的な絵柄が描かれており、モチーフなどから意味をリーディングしやすく初心者におススメです。
マルセイユ版タロットデッキ
16世紀~18世紀にヨーロッパの間で広く使われていた、タロットカードです。
18世紀頃木版技術の発達により、広く庶民にも使われるようになりました。
木版画のため絵柄がシンプルなことと、小アルカナは本来数札として捉えられていたため、象徴となるモチーフしか描かれておらず(例えばワンドの2であれば棒2本だけなど)、リーディングが難しく、上級者向けとなります。
また、ウェイと版との違いは大アルカナの「力」と「正義」の順番が入れ替わっているのも特徴です。
トート版タロットデッキ
トート版タロットの生みの親はウェイト氏と同じ「黄金の夜明け団」に所属していたアレイスター・クロウリーと作画を担当したフリーダ・ハリスです。
最初はクロウリーが記した「トートの書」の挿絵として使用されていましたが、後に印刷技術の発達により、1969年、タロットデッキとして発売されます。
独特の絵柄と「逆位置」が存在せず、カードの位置によって意味を解釈するのが特徴です。
またウェイト版とは数枚のカードの名前と順番が違います。
どれも個性的な絵柄だね!
どれを選べばいいかな?
初心者におススメなのはウェイト版!観賞用なら自分が「好き!」と感じたものを選ぼう!
タロットカードはどこで買えるの?
書店や占いの道具を販売してるお店で買えるよ!
ネット通販のほうが種類が豊富だよ!
タロットカードの選ぶ際の注意点
実際に占いに使うのであれば、フルデッキ(78枚)のものと日本語の解説が付いた(海外のものだと、日本語訳が付いていないものもあります)ものを選びましょう。
商品によっては大アルカナのみのものもあります。こちらは観賞用にも適していて美麗なイラストも豊富です。
サイズとしては扱いやすさを選択するなら、120×70㎝のものを、手が小さい人は90×60㎝のトランプサイズのものが扱いやすいですよ。
観賞用であれば145×80㎝の大きめのサイズがおススメです。
用途に合わせて自分が一番好きな物を選んでくださいね!