大アルカナの意味をオカメがわかりやすく解説!(愚者~世界)
タロット占いをこれから始める、または占い師さんに鑑定してもらった時に「このカード気になるな」と思った経験はありませんか?
本で読んだ解釈と占い師さんの解釈が違う、どっちが正しいのだろう?と戸惑うこともあったのではないでしょうか?
更に正位置、逆位置の意味があって『こんなに覚えなきゃいけないの😱』と頭を抱えたり…
実は意味を全て覚えることよりも描かれている人物像や衣装、景色、色、割り当てられた数字やそのカードが出た配置から解釈することが重要です。
ここでは大アルカナ「愚者~世界」までの解釈の一例を紹介していきます。
※この記事ではウェイト版タロットを基に解説しています。
占いで大アルカナが出る時の意味とは?
アルカナとはラテン語起源の英語で「神秘・秘密の」という意味を持ちます。
特にタロット占いで大アルカナが出た場合は人生において重要な出来事や選択を決断しなければならない場面に遭遇すると言っても過言ではないでしょう。
愚者(0)
新しい世界への冒険へと胸を躍らせてその先の崖にも気づかず、足を踏み出そうとする青年。
白い犬の忠告も耳に入らないようです。
『愚者』は生まれたばかりの赤ん坊のように純粋な魂の持ち主で「自由」「冒険」「ありのまま」を表します。
何者にもなれる可能性を秘めている反面、気まぐれで行き当たりばったりな行動で周囲を引っ掻き回す、愚か者で終わる可能性もあります。
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正位置:『新しい恋の始まり』や『純粋無垢な恋』を現します。今までの思考のパターンや恐れ を手放して行動すると、新たな発見もあり、恋愛を大いに楽しめそうですよ!
逆位置:恋愛に対して面倒と感じるようになったり、相手を気まぐれで振り回しそう。今は無理に恋愛しようとせずお互いを尊重し合える関係を築けると良いですね。
仕事
正位置:新規事業の立ち上げや、自由にのびのびと出来る環境で湧き上がるアイデアなどを現します。自分でも気づかなかった才能に目覚める可能性も秘めています。
逆位置:自由というよりも不安定になり、転職を繰り返す惧れが。新しい事への挑戦への意欲の減退、不安からせっかくのチャンスも逃してしまいそう。もう一度足元を見つめ直して!
魔術師(1)
赤(能動的)と白(純粋な意志)の衣服を纏い、頭上には無限を表すシンボル。
右手は天を左手は地を指し、机の上には4大元素のワンド(火)カップ(水)ソード(風)コイン(地)が揃っており、準備が整った彼は今まさに何かを創造しようとしています。
魔術師に割り当てられた数字は『1』であり、『無』から『有』へと生み出す力を秘めている数字であり、創造と始まりの数字でもあります。
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正位置:お互いに相性の良さを実感したり、友達から恋人へと関係が進展しそう。一緒にいる時間を増やしたり、共通の趣味を見つけるとより一層仲が深まりますよ。
逆位置:相手の事が理解できなかったり、自分の思い通りに関係が進まなかったりでヤキモキしそう。こんな時こそ焦らずに時間をかけて、相手を理解することに努めてみてくださいね。
仕事
正位置:用意周到に準備を整えて、プロジェクトを成功させたり、才能を発揮できる仕事に就くことが出来そう。アイデアや企画は積極的に発表してみよう!
逆位置:準備不足で上手くいかなかったり、自分の才能を発揮できない部署に配属されたりして、やる気が減退してスランプに陥りそう。こんな時は自分がピンチをどう乗り越えてきたのかを思い出してみて。
女教皇(2)
青い衣服を身に纏い、静かに神の声に耳を傾ける女教皇。
手には『TORA(神の言葉)』を持ち、彼女が神の声を地上に降ろす役割の巫女であることがわかります。
後ろの白い柱は『Jacihn(神の愛)』黒い柱は『Boaz(神の試練)』を表し、陰と陽、男と女静と動の対立する二元性がバランスを取っている事を示しています。
女教皇に割り当てられた数字の『2』は女性を表し、足元の三日月も生理周期や女性性、移ろいやすい心など時に女性の不安定な感情の現れを表現しています。
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正位置:恋愛よりも仕事の事や自分のこれからの事に意識がむいて恋愛モードになれない気分。 相手の気持ちで出た時は恋愛を難しく考えており、中々一歩踏み出すことが出来ないでいる状態です。
逆位置:感情が不安定になり「相手に嫌われた」と思ってしまったり、相手に対して厳しい目を向けて態度が冷たくなってしまったりしそう。少し肩の力を抜いて冷静に自分自身を客観視してみましょう。
仕事
正位置:直感と洞察力が冴え渡る時、これまで培ってきた知識と経験をそれらと組み合わせることで、大きな成果を生み出せそう。一人でする作業にも最適な時です。
逆位置:仕事仲間のミスに対して辛辣になってしまったり、感情的に叱ってしまいそう。一旦冷静になって周りを信頼してあげて。
女帝(3)
肥沃な大地に囲まれてゆったりと腰を掛ける女帝。
彼女は女性の「愛と美」、「受容」を体現し、眼下に広がる豊かさを全て受け止めています。
女帝に割り当てられた『3』という数字は始まりの『1』と調和『2』が合わさって生まれた数字でもあり、女帝のカードは「妊娠・出産」も表すカードでもあります。
ただこれも過ぎれば豊かさの上に胡坐をかいたり、贅沢や浪費につながる恐れもあるカードと言えるでしょう。
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正位置:お相手からの愛を実感し、受け取ることが出来るとき、プロポーズの可能性も高く一歩進んだ関係へ
逆位置:相手につい依存してしまいワガママな振る舞いで相手に呆れられそう。相手への感謝を忘れずに!
仕事
正位置:環境に恵まれ、高いモチベーションで成果を上げることが出来るとき思う存分実力を発揮して!
逆位置:出来る人に嫉妬して、足を引っ張ったり、傲慢な態度で周囲を振り回しそう。自分にあるものに目を向けてみて
皇帝(4)
重厚な石の玉座に座し、燃えるような赤い衣服と鎧身に纏った彼は数多の試練を乗り越えて、遂に理想を現実のものとしました。
皇帝に割り当てられた『4』の数字は四元素(火・水・風・土)や四方、四季を表すように最も現実を表す数字を表し皇帝自身が現実を生きる力、行動力、リーダーシップを表します。
頼もしいリーダーの反面、行き過ぎるとワンマンや口だけで実行力を伴わない危険性を表すカードでもあります。
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正位置:あいまいな関係からきちんとした交際に発展したり、しっかりリードしてくれるお相手に出会える可能性大。フリーの人は積極的に、カップルは相手の意見も尊重してみると良い関係を築くことが出来ますよ。
逆位置:「責任を負いたくない」という相手の態度に苛立ちを覚えたり、自分の感情や思い込みに囚われて相手を振り回してしまいそう。相手に過度に期待せずに自分で行動したり、距離を置いて冷静になってみて。
仕事
仕事
正位置:今までの経験と知識を生かして頼りがいのあるリーダーとして部下を導いていくことができるとき。任せられるところは信頼して任せられると尚良しです。
逆位置:計画の見通しや詰めの甘さが露呈して、現場が混乱して仕事が進まなさそう。独りよがりになったり、高圧的な態度で部下に接してしまい信用を失いかねないので自分を振り返る時間を作ってみて。
法王(5)
聖なる赤い衣に三位一体を現すトリプルクロスを手に携え、教えを乞う二人の弟子に神の言葉を伝え、導く法王。
皇帝が「男性性」を表しているのに対し、法王は「父性」を表しており、ひいては社会で生きるためのルールや規制とどう向き合っていくかを指し示す「父親」的な指導者の役割を果たすのが法王と言えます。
割り当てられた『5』の数字は調和を表す『2』と創造を表す『3』の数字が合わさり、安定から変化へと変わりゆく中で伴う混乱や怒りをどう向き合うのか、何を変え、何を変わらず守っていくのかを教えてくれるのが法王なのかもしれません。
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正位置:誠実で信頼できる人との出会い、またはパートナーとそういった関係が築けそう。公私共に支えられ、穏やかな恋愛関係へと発展していけそうです。
逆位置:恋をすることに保守的になりすぎたり、しがらみに囚われて、恋愛に消極的になったり、相手との関係にマンネリを覚えて不道徳な気持ちが芽生えそう。自分の価値観だけで考えず、信頼できる人に相談してみましょう。
仕事
正位置:会社の組織の中でルールをよく守り、また良き指導者、上司として周りにも慕われ、組織の中でも信頼されるチャンスにも恵まれます。
逆位置:ルールや規制を守るのは美徳ではありますが、それが融通の利かなさや冷淡に捉えられてしまい、近寄りがたい人と思われそう。人は自分とは違う考えを持っていることを忘れずに。
恋人(6)
エデンの園で見つめ合うアダムとイブ。アダムは真っ直ぐイブを見つめていますが、イブの視線の先には二人を祝福する天使へと向けられています。
イブの後ろには『知恵の実』を食べるよう誘惑する蛇(サタン)が巻き付いています。
アダムと共に、教えを守って『楽園』に留まるか、それとも『知恵の実』を食べて『楽園』を追放されるのか。
割り当てられた『6』の数字は調和を表す『2』の3倍の数字で「共生、共存」を指し、二人が「調和の取れた正しい選択」をしていることも表しています。
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正位置:フリーの人は心ときめく出会いがあり、カップルの場合はお相手と相思相愛で幸せな時を過ごすことが出来るでしょう。結婚など大事な話が出たら自分の直感に従って大丈夫です!
逆位置:複数の候補者が出て一人に絞れなかったり、相手の優柔不断な態度にモヤモヤしたり、「この人で良かったのだろうか」と自分の選択に自信が持てなくなったりしそう。決められないときはあえて決断しない事も大事ですよ。
仕事
正位置:自分に合った仕事やプロジェクトに出会えることが出来そう。職場の仲間たちとも協力し合い、居心地の良い職場環境に恵まれるとき。
逆位置:周りの意見に流されたり、仕事自体にやりがいを見出せず注意散漫になり、誤った選択をしがちなとき。自分が何のために今の仕事に取り組んでいるか初心に還ってみましょう。
戦車(7)
戦車に乗った若者が二頭のスフィンクスを従え、前を真っ直ぐと向いて目的地に向かおうとしています。
『戦車』に割り当てられた数字は『7』で一週間は7日間、虹の色は7色、チャクラの数は7つなど『7』という数字は一定の周期を表します。
そしてその周期を完成したその先へと若者は『戦車』を走らせていくのです。
「理性」を表すスフィンクスと「本能」を表す黒いスフィンクスとの狭間でバランスを取りながら。
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正位置:フリーの人は恋愛に前向きになり、積極的に出会いの場に繰り出すとフィーリングの合ったお相手に出会える予感。カップルの場合は共通の趣味を持ったりすると順調に関係が発展するとき。
逆位置:好きな人が現れても恋愛に消極的になってしまい、行動に移せなかったりチャンスを逃してしまったりしてしまいそう。また、パートナーとケンカから別れ話に発展してしまいそうなとき、一旦距離を置いて冷静になって。
仕事
正位置:仕事に対して意欲やモチベーションがどんどん上がっていくとき、アイデアが浮かんだときは積極的に提案していくと良いでしょう。スピーディーに業務を進めてられるときでもあります。
逆位置:あれもこれもと気になって手が付けられず、仕事の進行に支障が出そう。何でも一人でやろうとせずに、周りを信頼して頼ると良いでしょう。
力(8)
白い衣服を纏った女性(理性)が獅子(本能・衝動)を腕力ではなく、その高潔な精神でもって制御しています。
背景は祝福された黄色と高い精神性を表す水色の山。
女性の頭上には無限を表すシンボルが描かれています。
女性の腰には彼女と獅子を繋ぐ花輪が本能と理性は不可分である事を示しています。
本能を上手くコントロールし、精神的な高みを目指すことの大切さをこのカードは伝えています。
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正位置:恋愛に対して前向きになり、自分磨きにも力が入りそう。カップルの場合は精神的な繋がりを強く感じてどんな困難も協力して乗り越えていける時。
逆位置:恋愛に対して自信を失くしてしまったり、お相手に嫌われるのではないかと自分を必要以上に抑え込んでしまい、苦しくなってしまいそう。お互いに自分の気持ちを打ち明けて、相手の声にも耳を傾けてみて。
仕事
正位置:少々の困難があっても持ち前の強い意志と成し遂げる力で目標を達成し、周りの評価も高くなっていくとき。頑張りが認められ、昇進のチャンスも。
逆位置:一度躓いたことで委縮してしまい、仕事そのものを投げ出したくなってしまいそう。焦らず、どこに問題があったか冷静に原因を究明し、上手く人を頼りましょう。
隠者(9)
灰色の背景と同化するかのように同じ色のローブに身を包み、世間から隔絶された地で彼はひたすら自分の内面を見つめてきました。
彼の足元の氷山は彼が高みへと到達したことを表しています。
カンテラの光は六芒星に輝き、自分が更なる高みへ行くための道筋を照らしています。
問題に対してこのカードが出た時は外に原因を求めるのではなく、自分の内側の問題である事、自分の内面を深く見つめる大切さを教えています。
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正位置:今は恋愛よりも一人でいる時間を大切にしたいと感じているかも。カップルの場合は今の関係性の見直しの時期に来ている時、敢えてお互いに距離を取る事で見えてくるものもあるでしょう。
逆位置:独りよがりになって自分の殻に閉じこもりがちになってしまう時。また相手に対して本音を言えずに疑心暗鬼になってしまいそう。一人で考えすぎずに相手の気持ちを聞いてみましょう。
仕事
正位置:マニアックな事や専門分野等一人で没頭できる作業や仕事、または一人で黙々と取り組める事に向いている時。
逆位置:排他的な態度を取ってしまい、周囲からの協力を得られずに孤立してしまいそう。頑固な態度は改めて、人の親切や手助けは素直に受けましょう。
運命の輪(10)
この世に生きる全てのものに関わる宇宙の理を象徴するのが『運命の輪』です。
カードの四隅には4元素(火・水・風・土)を象徴する天使、鷲、牡牛、獅子がおりこれらのエネルギーの均衡を保ちながら、『運命の輪』の回転の影響を与えています。
輪の周りには裁きの剣を持ったスフィンクスと死と再生を司る蛇、タイフォン(ギリシャ神話の怪物)がおり、如何なる存在もその宇宙の法則から逃れることは出来ないとこのカードは示しています。
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正位置:縁のある人との出会いがある時期。思わぬ人物からアプローチを受けることも。カップルの場合はタイミングよく事が運び、結婚へと進展していくことも。
逆位置:すれ違いが起きたり、出会いのチャンスが中々巡って来ない時。カップルの場合は急な仕事や家庭の事情で会えない日が続きそう。焦らず今はチャンスが巡ってくるのを待ちましょう。
仕事
正位置:環境にも人間関係にも恵まれ、何事も良い方向に向かっていくとき。良い転職先にも巡り合える時。
逆位置:良かれと思ってやったことが失敗したり、裏目に出たりして職場の人達と気まずい雰囲気になりそう。今すぐ結果を出そうとせず、長期的な目標を立てて動きましょう。
正義(11)
右手に裁きの『剣』を持ち、左手には公平さを表す『天秤』を持った赤い衣の裁判官の女性が堂々と座しています。
赤い衣が示すように女性でありながら、能動的な男性性を発揮して、物事を判断し、方向性を示します。
青く光る剣は高い精神性を表し、彼女が裁くのは人が作った法律やルールではなく、「宇宙の法則」に則って判断を行います。
このカードは人の世界の中での「正義」だけでなく、広義の意味での「正義」とは何かを問うています。
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正位置:結婚を前提としたお付き合いをするために具体的な行動をすることになりそう、カップルの場合はお互いの恋愛観や価値観が一致して心地よい時間を過ごせそう。
逆位置:恋愛したいのかどうか、自分の気持ちがわからなかったり、仕事との両立ができなかったり、トラブルに見舞われたりしそう。今は判断を保留するのも手です。
仕事
正位置:好条件で取引が成立したり、ウィンウィンの関係で交渉が進んだりして自分のやってきた努力が正しかったと実感できるとき。
逆位置:不公平な取引を結ばされたり、自分ばかりに業務が回ってきて忙しくなりそう。状況の把握に努め、人に頼れるところは頼ると良いでしょう。
吊るされた男(12)
木に逆さに吊られている姿は苦しそうではありますが、それでも男性の表情は穏やかです。
木には葉が繁り、男性の頭には後光が差しており、あえて男性がこの試練に臨んでいることが見て取れます。
水色の上着は彼の『精神性の高さ』を、赤いタイツは『情熱』を表しております。
理想のためにはそれを成し遂げるたに試練に立ち向かう『情熱』と結果が中々出なくても、積み重ねていく『努力』が必要なのだということを教えてくれています。
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正位置:シングルの人は恋愛をしたいけど、それ以外の事で忙しくなり疲れやすい時。また、パートナーとは突然の転勤で遠距離になってしまったりで、気持ちのすれ違いが起きたりしてしまいそう。自分の気持ちだけではなく、相手の気持ちも尊重して乗り越えていきましょう。
逆位置:果たして恋愛が自分にとって本当に幸せに繋がるのか?相手が自分のことを理解してくれない、自分が尽くしてばかりいるなどの考えに陥ってしまいそう。別の視点から考えてみて。
仕事
正位置:自分の仕事やチームに献身的に尽くすことで、周囲の人の協力も得ることができ、努力が報われるとき。自分の成功だけではなく、人の役に立てるように考えて動けると良いですね。
逆位置:中々自分の思い通りに事が進まず、苦しい状況が続いたり自分が我慢すればいいと思ったりしがち。上手くいっていない原因は何かを考えて、努力する方向を変えてみて。
死神(13)
黒い甲冑姿で白馬に乗った死神が百合の花が描かれた旗を持って前進しています。
死神を前にして祈りを捧げる司祭、絶望や諦めの表情を浮かべる人々。
遠くの二本の柱の間には太陽が輝いています。
太陽は日の出と日没、過去から新たな未来への移り変わりを表しています。
このカードは古い価値観やこだわりを手放し、新たなステージへと移行する重要性を説いています。
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逆位置:終わってしまった関係を引きずってしまったり、終わらせなければいけない関係をズルズルと続けてしまったりしている状態。今の関係に向き合ってみることが大切です。
仕事
正位置:自分の置かれている状況に限界を感じて転職をしたり、勤め先そのものが無くなって失業してしまったりしそう。悲観的になるのではなく、自分がどこへ向かっていきたいのか、理想とする未来へと歩んで行くためにどう行動するべきなのか見直してみましょう。
逆位置:限界を感じつつも変化への恐れから現状を変えることが出来ずにいる状態。変化がじぶんにもたらすもの、何を恐れているのか自分と向き合ってみましょう。
節制(14)
羽を広げた天使が4元素を絶妙なバランスで操っています。
羽で風を捉えて右足を水の中、左足を地に着け胸元には火を表す三角のマークがあり、この天使は火を司る天使なのかもしれません。
天使は二つのカップを使って液体を移して混ぜ合わせて、何かを作ろうとしています。
このカードは自分が元々持っているものを上手く応用して、ありのままの自分の良さを表現していくと事の大切さを伝えています。
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正位置:シングルの人は印象に残るような出会いよりも友人や身近な人との恋愛に縁がある暗示。カップル人はお互いに心が通じ合っており、穏やかな関係を継続できるでしょう。
逆位置:シングルの人は出会いがあっても、気を回しすぎてチャンスを逃してしまいそう。カップルの人はマンネリ状態が続いてしまうかも。出会った頃の気持ちを思い出して。
仕事
正位置:周囲の状況を把握しながら、無理なく自分の出来る事で仕事ができ、人間関係も円滑になっていきとても充実した日々を送ることが出来ます。
逆位置:良かれと思ってした事が裏目に出たり、取引先との交渉が中々進まなかったりしそう。人を上手く頼って、周りとの調和を大切にしましょう。
悪魔(15)
悪魔の足元に角と尻尾を生やした男女が鎖で繋がれています。女性の尻尾の先は葡萄の実で彼女が金品の誘惑に弱いという事、かたや男性の尻尾の先には炎が灯っており、彼が悪魔(本能)の誘惑に負けそうになっていることを表しています。
二人に繋がれた鎖は緩く、抜け出せそうなのにそうしないのは悪魔の誘惑に負けて快楽に溺れる事を自ら選んでいるからでしょう。
このカードの悪魔は人の中にある欲望や依存、執着を表しており、それらは人の精神を支配し、やがて自分自身を蝕んでいくものだという事を警告しているのかもしれません。
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正位置:シングルの人は自身の恋愛観に囚われて身動きが取れなくなりそう。カップルの人は快楽だけを追い求めたり、相手に依存しすぎたりしてしまいがち。お互いが相手に対して何を求めているのか本音で話し合ってみましょう。
逆位置:自身の持っている恋愛観や理想像から解放されて、前向きに行動できるようになったり、相手への執着や未練から解放されて関係を改善したくなったり、清算したいと考えたりする時。
仕事
正位置:現状への不満はあれど辞めるに辞められない状況。今の状況から逃れられるならと、安易な転職に走りがち。何が不満で自分を疲弊させているのか自分の心の声に耳を傾けて。
逆位置:仕事に対する姿勢や取り組み方、周りの人への見方が良い方向へと変わりそう。自分の出した答えを信じて大丈夫です。
塔(16)
神に近づこうとして建設されたバベルの塔は裁きの雷により、崩壊を迎えようとしています。
灰色の塔は現実世界を王冠は権威を、稲妻と炎は神がもたらす浄化を表し、落ちていく人は物質世界そのものを表します。
このカードは今まで築き上げてきた価値観の崩壊を告げるカードです。
新しいものを取り入れるには古い価値観を壊さなければならず、そこには痛みや混乱を伴うものであることも告げています。
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逆位置:予期せぬ出来事やトラブルの対応に追われて、忙しさやストレスが頂点に達している恐れが。体と心を休めて価値観の見直しを行いましょう。
星(17)
空には8つの星が輝き、その中で一際大きな輝きを放つのはシリウスで古代から方角や目印とされている星であり、希望や理想を表しています。
裸の女性は人間の精神や才能を表しており、泉(潜在意識)から汲み上げた水を大地(顕在意識)に注いで何かを生み育もうとしています。
大地には豊かな緑が芽吹いています。
このカードは自分を信じて理想の未来へと進んでいく事を表しています。
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仕事
正位置:才能を認められて、評価され新たな仕事のオファーのチャンスが巡ってきます。自身の才能を信じて努力を続けていきましょう。
逆位置:自分の設定した目標が高すぎるか、自身の才能を信じ切れずに思ったような成果が出せないかも。自分の才能資質が何処にあるのか見極めてみましょう。人に尋ねてみるのも良いでしょう。
月(18)
月に向かって犬と狼が吠え立てています。
月は満ち欠けによって姿を変え、それが人の心の移ろいやすさ、不安定さを表しているようです。
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